偏食息子との6年間で、親が学んだこと

子育てのこと

食べることが大好きな子もいれば、苦手な子もいる。

我が家の息子は後者でした。

偏食のはじまり

偏食が始まったのは、1歳6か月の頃でした。

それまでは比較的なんでも食べる子で、離乳食もそこまで困った記憶はありません。

特に食べられなくなったのは野菜類。急に全て食べられなくなった訳ではなく、徐々に食べられるものが減っていきました。

2歳になる頃には野菜全般とお肉は全く食べなくなりました。そこから息子の偏食ライフが始まりました。

偏食を受け入れられない日々

親である私は、子どもの頃から好き嫌いがほとんどなく、出されたものはなんでも食べるタイプでした。

『食べたくないってどういうこと?』

『ただのわがままなんじゃないの?』

『一口食べてみれば良いのに・・・』

そんな風に思って、食べられない息子の気持ちが全く理解できなかったんです。

毎日の食事の時間が憂うつで、せっかく作っても拒否される度に腹が立ちました。

怒ってしまった日も、無理に食べさせようとした日もあります。

育児本やレシピ本、SNSを読み漁ってなんとか食べられるものを探そうとしました。

周りから「そのうち食べるよ」「うちの子も偏食で・・・」なんて言われても、困っているのは今で、偏食のレベルもその子によって違う。何の慰めにもなりませんでした。「食べられなくて可哀想だね」なんて言葉をかけられた日もあります。

何をしても食べてくれない息子に、どうしても偏食を受け入れられない自分に、何度も落ち込みました。

『たべてみたいけど、たべられない』

息子が4歳を過ぎ、自分の気持ちを言葉で伝えられるようになった頃、幼稚園の給食のメニューを見ながらこんなことを言いました。

『みんなとおなじのたべてみたいんだけど、たべられないんだよ』

この言葉を聞いたとき、はじめて息子にも偏食に対する葛藤があったことを知りました。

食べたくないわけじゃない。わがままでもない。食べたい気持ちはあるのだけど、、、

一口頑張ってみたけど駄目だった、においが駄目だった、息子なりに理由があったのだと思います。

【食べられない】ということだけに目を向けて、自分の価値観を押し付けて、息子の気持ちに気づけていませんでした。

息子の気持ちを言葉で聞けた日から、少しずつではありますが自分自身の価値観が全てでは無いということを意識するようになりました。

食べられなくたって良いじゃない!

息子は6歳になった現在も偏食です。お米しか食べない日もあります。

栄養面での不安など悩みが消えたわけではありません。

それでも、息子の偏食を通して学んだことがあります。

・みんな苦手なものがあるように、感覚は人それぞれで、本人にしかわからないということ

・偏食はわがままではないということ。

『食べられなくたって良いじゃない!』そう思えるまでに時間はかかったけれど、食べることは毎日のことだからこそ、食事は楽しい時間であってほしい。

そんな思いで今日も偏食息子と食卓を囲んでいます。

この悩みも今だけの大切な時間なのかもしれません。

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